体験記

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愛媛県大洲市
地域愛あふれるガイドと巡る「おおず歴史華回廊」
〜コトバスオンラインバスツアー~
伊予の小京都「大洲」3大おすすめスポットの魅力とは?

 

2021年11月10日に、ツアー会社「琴平バス株式会社」企画のオンラインツアー「伊予の小京都”大洲”3大おすすめスポットおはなはん通り・大洲城・臥龍山荘(がりゅうさんそう)を巡るオンラインツアー」が開催されました。

 

今回訪れた場所は、愛媛県大洲市。参加者はWeb会議サービスzoomを利用して現地へ行くもので、画面越しではありますが、その土地を案内していただくことで、実際に訪れたような感覚を味わえるオンラインバスツアーのレポートをお届け。

大洲市の魅力が詰まった特産品を含む、ツアーを楽しむためのものが事前に自宅に送られる

本ツアーの旅行代金4,980円の中には、以下のものが含まれていました。

 

・添乗員ガイド同行費用

・旅のしおり

・シートベルト(紙)

・アロバーコーヒードリップパック

・特産品

 

特産品の内容は以下の通りです。

 

・いもたき(2人前)

・鮎の甘露煮

・アマゴの甘露煮

・大洲のシール

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これらのものが、事前に自宅に届けられます。この価格でこの内容は満足度が高いですね。ワクワクしながらツアー当日を待つことになります。

スタッフや参加者同士の自己紹介で親睦を深める

ツアー当日、私たちを出迎えてくれたコトバスこと琴平バスのスタッフの方々をご紹介。

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山本 紗希(やまもと さき)さん:コトバスオンラインツアー プランナー テレワークマスター/大阪府出身。現在も関西でテレワーカーをしながら、時々香川へ。日本酒が好きで、香川の 酒蔵を巡る酒タクシーを企画するなど、ここ数年はバスやタクシーを使った新規事業の立ち上げを担当。

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久保 瑛美香(くぼ えみか)さん:コトバスオンラインツアー プランナー/滋賀県出身。東南アジア、南アジア各国も旅し、スパイス作りにも挑戦する映画好きのインドア派。愛称は「えみちゃん」。今回は運転手役を担いながら旅を盛り上げる。

スタッフの紹介の後は、ツアーの楽しみ方を聞いたのですが、紙で作られたシートベルトを着用して参加するのがとてもユニーク。

 

ツアー出発前にアイスブレイクとして参加者同士で自己紹介タイムが終われば本日のガイドの新田さんが登場。

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新田 伝弥(にった でんや)さん:一般社団法人 キタ・マネジメント 事業第一課 観光施設係 係長 おおず歴史華回廊 認定案内人/大洲市出身。愛称はでんさん。キタ・マネジメントに参画し、地域の歴史、文化、自然などの資源を守りながら、事業者と新たな価値を創造し、地域経済活性化をバックアップ。後世に価値ある地域文化を継承する活動に従事。今回は大洲市内でまちの魅力を観光案内を通して伝える。

新田さんは大洲市でガイドを務めているプロ。案内人としては厳しい選考を経て「おおず歴史華回廊認定案内人」として大洲の魅力を伝えています。

 

さて、全員の自己紹介が終わったところで、バスは無事出発。

松山空港を出発し、車窓の風景を楽しみながら大洲市を目指します

出発地点は松山空港。ガイドの新田さんの案内で、美しい伊予灘など車窓の風景を見ながら向かいます(下写真左)。

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途中に見えてきたのは、長浜大橋(上写真右)。赤橋とも呼ばれています。日本最古の現役の可動橋ということで、国の重要文化財に指定されており、町のシンボルになっているそうです。長浜大橋を渡り、バスは大洲市内へと入っていきます。

最初のスポットおはなはん通りでは、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚が味わえる

あっという間に、バスはおはなはん通りへと到着。バスを降りて観光を楽しみます。

 

なぜ「おはなはん通り」という名前が付けられたかというと、NHK朝の連続テレビ小説『おはなはん』のロケ地になったためだそうです。そのほかにも、フジテレビ系列のドラマ『東京ラブストーリー』のロケ地にもなっており、ロケの聖地になっていますね(下写真①)。

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おはなはん通りは江戸時代から道幅が変わっておらず、当時の町の様子が伺える貴重な場所です。まるでタイムスリップしたかのような街並みですよね。

和の設えが美しい臥龍山荘で、ゆったりとした時の流れを楽しむ

おはなはん通りを抜けるとすぐ、臥龍山荘に到着しました。臥龍山荘とは、明治時代の木蝋貿易の豪商である河内寅次郎の別荘。

 

臥龍山荘は、完成が明治40年。かなりこだわりを持って造られたそうで、完成までに10年かかったとのこと。

 

こちらは千家十職の中の指物師、駒沢利斎の作品。この清吹の間は4面全てに彫り物があり、季節と水をテーマに彫られている(上写真②)。

 

こちらは霞月の間。農村の夕暮れということで、貧しさを表現し、お茶の世界の侘び寂びを表していると言われています(上写真③)。

 

霞月の間ということで、富士山に掛かる霞を棚で表現し、丸い窓は月をイメージしているという一角。なんとなく、心が落ち着くような空間ですよね(上写真④)。

 

次は縁側へと向かいます。この縁側は釘を一本も使わずに作られているそう。縁側からの景色も良く、風光明媚な人気スポットとのこと。ここでゆっくりとお茶を飲んでみたいです(上写真⑤)。


お庭もさまざまな形状の石が敷き詰められており、工夫がなされています。

 

最後に訪れたのは、不老庵というお茶室。ここから見えるのは何とも言えない贅沢な景色。眼下に見えるのは臥龍淵。京都の清水寺と同じ懸造です(上写真⑥)。臥龍山荘の見学後はバスに戻り、大洲城を目指します。

車内での時間を楽しむために設けられたクイズ大会で大洲について理解を深める

大洲城へと向かう車内では、大洲市に関するクイズ大会が行われました。さて、1問目!皆さん考えてみて下さい。大洲市では「いもたき」と呼ばれており、地元の人に愛される郷土料理に使われている食材の芋の種類は何でしょうか(下写真左)?ヒントは今回のツアーの特産品として送っていただきました。早速いただいたところ、深い味わいでとても美味しかったです。

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続いてのクイズです。この「大洲城キャッスルステイ」では、1日1組限定で天守閣への宿泊が可能ですが、一泊おいくらでしょうか?ちなみに春と秋、年間30組限定で予約を受け付けているそうです(上写真右)。

 

ヒントは、なかなか手が出ないお値段です。お城に泊まる体験は非常に興味深いと思いました。これまでに実際に宿泊された方もいらっしゃるとのこと。馬に乗って入城もできるそうです。

市民の想いが込もった大洲城は、さまざまな奇跡が重なり復元された

休憩を挟み、大洲城へと到着。新田さんのガイドで中を見学します。大洲城は天守と、その両側にある櫓(やぐら)で構成されています。天守は平成16年に、木造で復元されたもの。櫓は昔のまま残されており、国の重要文化財に指定されています(下写真①)。


いよいよ天守の方へと入っていきます。壁の両サイドには、復元時に寄付をされた市民の名前がズラリ。復元にかかった13億円のうち5億円は市民からの寄付だそうです。

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こちらが天守の中心となる場所。1階と2階部分が吹き抜けになっています。お城で吹き抜けがあるのは大変珍しいそうです(上写真②)。

 

また大洲城の天守は、戦後に復元された木造のお城の中では日本一の高さだそうです。本来ならば建築基準法で、4層4階の木造の建物は建築できないのですが、大洲城は3つのルールを守ることで、無事に復元されました。

 

その3つのルールとは、1つが防災マニュアルがきちんとしていること。もう1つはお城なので何十年何百年保存できるように、丈夫に造ること。そして最後のルールは、歴史に基づいて、忠実に柱の数・長さ・位置や内観が寸分の狂いなく、同じものを建てること。

 

お城の内部は軍事機密になっており、築城後に雛形や図面は焼却処分されてしまうことが多く、この3つ目のルールがなかなか守れずに、復元できないお城も多いとのこと。大洲城の場合、大工の棟梁が雛形を屋根裏部屋に隠し持っており、代々保管してきたことで、内観は忠実に復元できたそうです。

 

外観に関しては、大洲城は廃城令を逃れて、明治21年まで残っており、外観を撮影した写真が3枚見つかり、4面すべてが写されていたので、再現できたとのこと。さまざまな奇跡が重なって、復元できたお城であると分かり、とても感動しました。

 

2階から3階、3階から4階への階段は、昔の建物をそのまま再現しているので、斜度60度。とても急な階段ですよね。上り下りするのが怖そうです(上写真③④)。

 

3階へ上がると、他の階とは違った雰囲気。3階だけは板張りになっているそうです。一説によると、倉庫として使われていたのではないかとのこと。

4階部分は白壁になっています。4階の見所はこのしゃちほこ。名古屋のものと比べると小ぶりで可愛らしい大きさ(上写真⑤)。

 

大洲城の中には、このような小さな人形が120体あるそうです。それぞれ表情が違い個性が溢れていますが、それには理由があるそうです(上写真⑥)。


大洲城復元の際に、寄付金とは別にもう1万円いただいたいた方の顔を、人形に描いているそうです。またその方々の名前の一文字も着物に書き込んであるとのこと。自分の分身がいるみたいで面白いですよね。

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大洲城を一通りご案内いただいたところで、ガイドの新田さんとはお別れ。参加者はバスへと戻ります。

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編集後記

大洲城を出てバスに戻ったあとは、参加者同士の交流会。それぞれツアーの感想を述べ合いました。

 

この日の参加者の方たちはユニークな方が多く、面白い感想も飛び出しました。参加者同士でゆっくりとお話ができるのも、オンラインツアーの醍醐味なのではないでしょうか。

 

記事を書く前は大洲市について何も知らなかった私ですが、コトバスさんのオンラインツアーを通して、大洲市への興味がとても湧いてきました。今度は実際に訪れてみたいと思います。

企画・著作
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写真左>企画:工藤 菜穂(Kudo Naho)

過去より今。今より未来にワクワクする人生にするために

インプットとアウトプットを繰り返し、

将来は女性の選択肢が増える社会づくりと、

地方・地域の魅力発信のブランディングの

お手伝いをしていきたい。

life is design.常にクリエイティブに。

 

写真右>企画・著作:北嶋 夏奈(Kitashima Kana)

地域の暮らし・活動に興味あり。

好きなことは文章を書くこと、写真を撮ること。

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【取材データ】

2021.11.10 オンライン取材

【監修・取材協力】
​・琴平バス株式会社
【グラフィックレコード】
・中村 沙絵 様

取材にご協力いただきました関係各諸機関のほか、関係各位に厚く御礼申し上げます。